1.10 ペンツールについて

1.10 ペンツールについて

Photoshopのペンツール機能は、クリエイティブな場面で発揮してくれるツールとなっています。

初めて使う時は使いにくいと感じることもありますが、ぜひ慣れてほしい機能です。

ペンツールを使いこなすことで、図形ツールとの応用も可能になります。

ペンツール機能を使うことで、マスクや範囲選択に変換することもでき、自由自在に画像を加工することもできます。

ぜひこの機会にペンツールの役割を知って、活用していきましょう。

ペンツールとは

ペンツールとは?

アンカーポイントというものを使って線や形を自由に形どることができるツールです。

ペンツールの使い方

ペンツールを選びます。

最初に描きたいところにクリックするとアンカーが記されます。

このアンカーを繋げることで形となります。

このように点と点を結ぶことで、一つの形が出来上がります。

ペンツールのツールモードを選択

ペンツールを選ぶとオプションツールが上記のように変わります。

ツールモードをパスに選択しておきましょう。

ペンツールモードをパスにしておくとアンカー(点)とセグメント(線)で繋ぐことができる様になります。

直線の描き方

ポイント

カンバス上でクリックしていくと点と線が出来上がります。

繋ぎ合わせると一つの形が出来上がります。

曲線の描き方

次に、曲線について説明します。

視点をクリックし、次のアンカー場所にドラッグすることで曲線が出来上がります。

直線→曲線の描き方

直線でパスを描いたものを曲線に変更する方法を説明します。

直線で描いたパスのセグメント上でマウスを合わせます。

ポイント

セグメント上でクリックするとアンカーが追加されます。

追加したアンカーをドラッグすると直線から曲線に変更することができます。

曲線→直線の描き方

次は、曲線を直線にする方法を説明します。

初めに曲線になっているパスを選択します。

アンカー上で右クリックし、アンカーポイントを削除します。

アンカーが削除され、直線になりました。

アンカーを削除する方法として、別の方法もあります。

ポイント

選択したアンカー上にマウスを近づけると「-」の表示が出てくるので、もう一度アンカーをクリックするとアンカーが削除されます。

吹き出しの描き方

ペンツールを使って吹き出しを作ることもできます。

まず、楕円形ツールを使って吹き出しの円を作ります。

楕円形ツール上でアンカーを追加します。

■の印が追加したアンカーです。

ポイント

②に追加したアンカーポイントをctrlキーを押しながらドラッグすると、引っ張られて吹き出しの発言部分が尖ります。

これで、吹き出しが出来上がります。

パスの編集について

パスとは?

範囲選択や囲んだところを塗りつぶすなど、操作をする過程の線だけのことを言います。

パスを作ったからといって、カンバスに線や曲線が描かれているのではありません。

パスは、次の3つの構成で成り立っています。

パスの3つの要素
  1. 点であるアンカーポイント
  2. 線であるセグメント
  3. 曲線を自由に操作できるハンドル

ハンドルを編集

ポイント

ハンドルを操作するには、直線の端にあるポイントを動かすことで曲線を動かすことができます。

ポイントを選択するためにはショートカットキーを使うのがおススメです。

ctrlキーを押しながらアンカーポイントをドラッグしてください。

こうすることで、ハンドル部分の操作ができるようになります。

また、ハンドル部分はアンカーポイントを拠点に片方ずつ操作することもできます。

その場合は、altキーを押しながらアンカーポイントをドラッグすると、片方のハンドルだけが動くようになります。

セグメントの移動・削除

次に、セグメントの移動の仕方と削除方法について説明します。

セグメントを移動させたい場合は、ペンツールの状態のままでctrlキーを押しながら操作します。

セグメント上でドラッグをして動かすとセグメントが移動します。

ポイント

セグメントを消したい場合は、deleteキーかback spaceキーを押しましょう。

選択していたセグメント部分だけが削除されます。

アンカーポイントの追加・削除

アンカーポイントは、追加や削除することが可能です。

サイドメニューのペンツール機能を長押しするとペンツールのメニューが現れます。

「アンカーポイントの追加ツール」か「アンカーポイントの削除ツール」を選んでアンカーポイントを編集していきましょう。

ポイント

セグメント上で追加したいところにカーソルを充てるとプラス表示になります。

そのままクリックをすることで、アンカーポイントが追加されます。

逆に消したい場合はアンカーポイント上にカーソルを近づけると「-」表示になりますので、そのまま削除することができます。

(見出し2)まとめ

今回紹介したペンツールの操作方法については以上です。

Photoshop初心者さんにはペンツールの使い方が分かりにくいかもしれません。

最初はよくわからない用語も出てきて戸惑うかもしれませんが、一つ一つの機能を理解していれば多くの場面で活躍してくれます。

Photoshopのペンツール機能は画像加工の切り取りやマスクツールへの変換も可能なので、クリエイターの間でも評判高い機能となっています。

説明だけで理解できにくいこともありますので、何度も使って慣れていきましょう。